CIVIC TYPE R

CIVIC TYPE R、現行のFL5はもしかして純ガソリン車最後のタイプＲかもしれない、おそらく最後のタイプＲであろうFL5型。FF世界最速とかタイプＲの完成形とか記事で見て、基本的に小さめの車が好きな私はウンウンと頷くも自分事と捉えることはなく記事を読んでいました。そんなFL5タイプＲ、２０２２年９月に発売されると早々に受注停止の噂が。

もちろん自分には縁が無いであろうFL5の受注停止の情報は私には完全な他人事でした。しかし息子は違っていた・・・。

もしかして私以上に車が好きな息子、免許取得後は今は自家に寝かせているサイバーCR-X、そして現在の私の愛車スイスポで地道に練習しつつ常に初めてのマイカー候補に色々と考えを巡らせていたようです。

我が息子、車は全般的に好きで仕事や移動の手段としての車に拘りはありませんが、趣味の自分の車として考えたとき、純ガソリン車以外の選択肢は無いと常に口にしてました。

「人生初のマイカー、できれば初めての車は新車で！」と息子が考えていたかは定かではありませんが、息子から具体的に「車買っても良いかな？」と車購入の相談を受けたのですが、社会人としてキチンと仕事もして既に成人していた息子は車購入に際して相談する必要は無かったのですが、一応気を遣ってくれたのでしょうか？

しかし、車名を聞いた時にまさか「FL5」の名前を聞くとは思ってもいませんでした。しかもFL5タイプＲの受注停止の噂が出たのも同じ頃でした。

息子と話し合い、「FL5が受注停止になるらしい・純ガソリン車のタイプＲはおそらくこれが最後・将来中古でも手に入るだろうが、プレミアム価格で新車超えの販売価格になるかもしれない」等との結論になり、息子の「遠い将来、買っておけばよかったと後悔したくない」との言葉に親バカ(私の場合バカ親？)なのか、若いうちから後悔はしてほしくないと背中を後押し。

そこからの行動は速かったものの、何処のディーラーに問い合わせても受注出来ない状況でした。県内で最大規模の直営のホンダカーズの支店で店長を務める大学時代の友人に聞いても受注停止は噂ではなく正式発表になるとの事で諦めかけていた時に、一人の男性の顔が浮かびました。

以前３年ほどホンダのディーラーに勤めていた私、その時に中の良かった年上の他販売店の営業マン。もしかして・・・等と思いつつ、小さなお店のホンダカーズだったので多分ダメだろうと思いつつ最後の最後にダメもとで連絡をしてみました・・・。

返事はまさかの「１台押さえてるのあるぞ、納車は２年後だけど・・・」私は「つっ、次の休みにお店に伺いますゔっっ‼️」スマホ片手にガッツポーズ＆バンザイしながら言ってました。

息子が注文したのが２０２３年１月、その時点で納期は２０２５年２月でした。HONDAさん頑張ってくれて少しだけ納期が早まりましたが、それでもほぼ２年かかりました。

２年待った事もあり、息子の喜びもひとしおか？

私自身は小さい車が好きで、大きい車に食指が動く事はないのですが、それがFL5のような車を私自身が購入できない僻みみたいな感情から来るものかどうかははっきりしませんが、特に欲しいとかという気持ちになることはありませんでした。

それがまさか身内からタイプＲオーナーが出るとは思っていなかったので、棚からぼた餅的に運転させてもらうことに。

初めて触れるFL5、少し緊張しつつシートに座り込みゆっくりとクラッチを繋いで走り出すと想像していたよりもはるかに乗りやすい！レブマッチングシステムとかっていう機能のおかげでかなりスムーズに走り出せます。「これ、初心者にも乗りやすいかも」と息子と話しながらワイワイしながら楽しく試乗させてもらいました。

試乗を終えての私の感想は「で、でかい。超いい車なのだろうが、自分にはデカすぎる」でした・・・。過去にEK9のタイプＲに乗せてもらったときにも「自分には手に負えない」と思った車の正統進化版のFL5タイプＲ、当然手に負えません笑

とは言え、オーナーである息子は大満足、「後悔しない人生」の選択はできたようで、これからFL5とのカーライフを楽しんでほしいと思います。息子はスイスポもこれからもシーンに合わせて乗っていくようです。NAテンロクと２リッターターボ、何とも楽しそうなカーライフです。