カメラ


カメラと私、私がカメラに興味を持ったのは小学生の時に少年ジャンプで連載してたビッグ錠先生の、「ピンボケ写太(知ってる人は少ないかも)」。父のカメラを借りて空シャッターを切って心躍らせてました。ピンボケ写太で少しずつ知識を吸収、ぼんやりと一眼レフ欲しいな〜なんて思ってました。そして写真を撮りたいと思ったきっかけは天才アラーキー荒木経惟大先生。

当時中学生、思春期真っ只中の私が手にした雑誌「写真時代」、荒木経惟大先生の作品は私の魂を揺さぶるに充分な衝撃と刺激と感動を与えてくれました。

中学生の私にNikon、Canon、などのカメラなど買えるはずもなく、数ヶ月悶々とした日々を過ごしているとやっぱり私に光を与えてくれたのは先述の「写真時代」、裏表紙の広告欄に載っていた「コシナCT-1Super」❗「か、カッコイイ・・・でも高いのかしら?」と広告を読み進めていくと、「え?」工場直販¥39,800?「え?え?」28mm、50mm,135mmの3本付き「え?え?え?」50mm装着して収納できるカメラケース付き〜!!あり得ない金額に夢の夢は一気に現実味を帯び、それから毎日裏表紙を見てはコシナCT-1Superへの思いが強くなっていきました。

幾日も想い恋い焦がれたあと、子供の頃から貯めていたお年玉かき集めて購入、家に届いた日の感動は今も忘れません。毎日空シャッターを切ったり意味もなくレンズ交換したりしてイメージトレーニング、メカニカルシャッターで露出計付きマニュアル露出のコシナCT-1Superは色々と私に教え、考えさせてくれました。

周りの人からは「コシナなんてメーカー聞いたこと無い」とか「そんなメーカーのカメラでちゃんと撮れるの?」とか言われてましたが、コシナCT-1Superの良さを実感していた私には何も届かず、むしろ「こんな良いカメラ、誰も知らないのに自分だけが知っているなんて最高!」と悦に浸っておりました(やはり自己満足)。思えばこのコシナCT-1Superがきっかけで、道具などに対して、「自分が使ってみて良いと思ったものは他人の評価がどうであれ、自分にとっては最高のもの」と思えるる思考になったのだと思います。40年以上前ではインターネット等あるわけも無く、カタログやカメラ雑誌でコシナの情報を少しずつ収集。当時からカメラメーカー等へOEM供給等もしていて知れば知るほどコシナが好きになっていきました。今ではVoigtlanderやZeiss等一流のレンズも手掛ける高い技術力で知られるコシナ、好きで良かった🎵

高校3年生になって、中古のPENTAX ME-Fに買い替えたので当然手元には無く、写真はネットから引用させていただきました。


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